BMXレーシングの国内シリーズ戦「JBMXF 大東建託シリーズ」。2025年5月5日に開催された第4戦東京大会の様子を、JBMXFによるレポートでご紹介します。
TOP Photo：前日の第3 戦千葉大会からの連勝を達成した中林凌大（#502）
All Photos by JBMXF
JBMXF 大東建託シリーズ第4 戦東京大会が千葉県柏市の沼南スピードウェイで開催され、チャンピオ
ンシップ男子では中林凌大、チャンピオンシップ女子では薮田寿衣が優勝した。大会本大会は同会場2
日連続で開催されており、2 日目の本日が東京大会となる。
チャンピオンシップ男子
前日の千葉大会に引き続き2 日連続のレースとなった東京大会。チャンピオンシップ男子決勝は、スタートから第2戦大阪大会勝者の木内彪凱がリードし第1コーナーに進入するが、イン側から前日優勝の中林凌大が仕掛ける展開となった。コーナー出口でトップに立った中林はその後のレースをリード。後続が激しい2 位争いとなったことで、そのままトップでフィニッシュし2 戦連続の優勝を達成した。第2ストレートから激化した2位争いは終盤まで菊池雄がリードし、木内と坂本優和、深川匠が追う展開となった。フィニッシュライン手前で深川が菊池の前に出て2 位、3 位に菊池が入った。
優勝 中林凌大（SYNDYT JAPAN／秩父BMX 協会）
２位 深川匠（弱虫ペダルサイクリングチーム／茨城県BMX 協会）
３位 菊池雄（SUPERCROSS BMX JAPAN／神奈川県BMX 協会）
チャンピオンシップ男子優勝中林凌大のコメント
昨日のレースで優勝したこともあって、スタートやコーナリングも調子が良く自信をもって臨めた。決勝は木内君たちがスタートから速くて出遅れてしまったが、第1 コーナーで躊躇なく飛び込めたのでトップに立つことができた。勝ちたい気持ちを出せたレースだったと思う。オフシーズンにトレーニングももちろんだが、乗り換えたバイクの性能を引き出すことに集中してきた成果が出せたと思う。昨年は3シーズン連続で獲得したシリーズタイトルを逃すなど思いどおりにいかないシーズンだったので、今シーズンはその悔しさを晴らすレースをしていきたい。
チャンピオンシップ女子
6人のライダーにより3レースの合計で争われたチャンピオンシップ女子。1レース目から速さを見せたのが前日に3 レースすべてをトップフィニッシュした畠山紗英だった。しかし2レース目の第1コーナーで転倒し最後尾となってしまい薮田寿衣がトップでフィニッシュ。3レース目で畠山は再びトップでフィニッシュするものの、2位、1位、2位で3 レースをまとめた薮田が優勝した。2位には畠山、3位に西村寧々花が入った。薮田のJBMXF 大東建託シリーズでの優勝は大阪BMX国際も兼ねて開催された2019年の第4戦ジュニアカテゴリー以来だ。
優勝 薮田寿衣（Motocross International/iRC TIRE／関西BMX 競技連盟）
２位 畠山紗英（神奈川県BMX 協会）
３位 西村寧々花（大阪体育大学/GAN ＴＲＩＧＧＥＲ／関⻄BMX 競技連盟）
チャンピオンシップ女子優勝薮田寿衣のコメント
前戦の大阪では、ホームコースでのプレッシャーもあって、なかなか噛み合わず自分の力が出せないレースとなってしまった。今大会は自分にプレッシャーをかけずに、自分を信じて臨んだことが良い結果につながったと思う。畠山選手との差を感じるところがあるので、少しずつ追いついていきたい。この先は全日本選手権や日本で開催されるアジア選手権、さらにはJBMXF 大東建託シリーズのシリーズタイトルも目指して頑張りたい。
注目のチャレンジカテゴリー
5歳から出場可能で年齢別にクラス分けされているチャレンジカテゴリー。若年層においては、未来のトップアスリートを目指す選手が切磋琢磨しているカテゴリーといえる。
リザルト
大会概要
大会概要
大会名：2025 JBMXF 大東建託シリーズ第3 戦千葉大会・第4 戦東京大会
主催：一般社団法人 全日本ＢＭＸ連盟
主管：千葉県県BMX 協会・東京都BMX 協会
公認：公益財団法人日本自転車競技連盟
協力：千葉県自転車競技連盟、東京都自転車競技連盟、（予定）（順不同）
協賛：大東建託未来のアスリート支援プロジェクト
開催期日：2025 年5 月3 日（土）～5 月5 日（月／祝）
開催場所：沼南SPEEDWAY 〒270-1465 千葉県柏市布施1-1
全日本BMX 連盟オフィシャルパートナー
大東建託未来のアスリート支援プロジェクト https://team-daito.com/