スタイルや独自性を重んじるBMXライディング。クリエイティブな世界とは切っても切れない関係にあると言っても過言ではありません。
そんなBMXとアートを、リアルに融合させてしまったライダーがいます。その名は「吉田ナオ」。彼の地元横浜で、今日から絵画展が始まりました。
BMXを使って描く、これまでにないアート”RIDRAWING”
「RIDRAWING（ライドローイング）」これはBMXフラットランドのライダーであり、世界的な人気を誇るサーカス団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のBMXアーティストとしても活躍していた「吉田ナオ」くんが生み出した新しいアートスタイル。RIDEとDRAWINGの融合ということで、全ての絵画がBMXを使って描かれています。
絵画展開催のためにクラウドファンディングにもチャレンジし、彼の人柄とアートの魅力により、多くの支援を集めていました。
「RIDRAWING」とはどのようにして生み出されているアートなのか、そしてこのアートへの想いや魅力を伝えるための映像も2本リリースされており、Youtubeと会場で観ることができます。
1本目は、BMXに関わりの深い写真家・映像作家の吉田悠太さんによる、インタビューやBMXライディングを交えた吉田ナオくんの想いが詰まった作品。そして2本目は横浜発のメッセンジャーカンパニー「Courio-City（クリオシティ）」さんによる、まるでライブペインティングを観ているかのような作品。
観てから行くもよし、会場で観るもよし。どちらにしても、ぜひ見ていただきたい美しい映像です。
映像：岩崎竜太
「A By Courio-City」とのコラボをはじめ、オリジナルグッズも。
一枚一枚を「RIDRAWING」で仕上げるTシャツや、「RIDRAWING」を持ち歩くことができるスマホケースなど、オリジナルグッズも展開しており、会場でも購入可能。先に紹介した映像を手掛けたメッセンジャーカンパニー「Courio-City（クリオシティ）」によるハンドメイドバッグブランド「A By Courio-City」とのコラボバッグは、実際のアートを使った1点もので、会期中にバックパックも仕上がる予定とのことです。
希望が持てない世の中にアートで彩りを。
幼い頃からの夢の場所だったという「シルク・ドゥ・ソレイユ」の舞台に立ち、BMXアーティストとしてワールドツアーをしていた吉田ナオくんですが、コロナ問題で帰国を余儀なくされてしまいました。
長い時間をかけて叶えた夢があっさりと消え、途方に暮れる中で生み出したのが、今までずっと頭の中にあったのに挑戦できなかったというこの「RIDRAWING」。
今だからできることを、というポジティブマインドから生まれたアート達に囲まれ、会場内には心地よい空気が流れていました。
会期は明日からの4連休最終日である22日まで。19日と20日にはライブペインティングも行われるそうです。BMXライダーもそうでない人も、足を運んでみてはいかがでしょうか。
吉田ナオ絵画展「RIDRAWING 自転車で描く世界」
日時 2020年9月18日（金）〜22日（火・祝）
会場 Gallery N. （ギャラリー エヌ）・季楽荘
〒226−0019 横浜市緑区中山町５−１−３３
JR横浜線中山駅 南口 または、横浜市営地下鉄グリーンライン中山駅 ２番出口より徒歩６分 (google map)
TEL 045-929-1311(なごみ邸方）
●ライブペイントスケジュール
9月19日（土）15:00
9月20日（日）15:00
※新型コロナウィルス感染拡大の対策として屋外での演技の為、雨天中止となります。
吉田ナオ プロフィール
双子の弟（実は母も双子）神奈川県・横浜市出身 1988年3月生まれ
15歳から双子の兄・KOHと一緒に始めたBMXは二人の想像力を膨らませた。「TWINS BMX」として大会やパフォーマンス、講習会を行い全国に活動の場を広げる。
プロライダーとして全日本大会準優勝、世界大会ベスト16という成績を残し、世界的な人気を誇るサーカス団「シルク・ドゥ・ソレイユ」に出演するBMXアーティストとなる。「VOLTA」では主人公の幼少期を演じる。ワールド・ツアー北米公演では、述べ15都市にて100万人以上を動員する。自転車と共に世界中を旅して絵画、写真、デザインの活動をする。
Instagram：https://www.instagram.com/nao.yoshida/
