隠居CUP 2023 富山 開催報告

81BMXをご覧のみなさんこんにちは。150S-TOWNマサです。本日は、11月4日に開催した隠居CUPの結果報告をお届けします。

さて、これまで隠居JAMをかれこれ9年くらい、よく飽きもせず続けて参りましたが、それもこれも協力してくれる友達先輩や参加してくださる皆様のおかげでございます。
そして今回なんと、記念したい10回目という事でJAM→CUPに名義変更いたしまして、初の試みであるパークを借りての大会!を敢行しました。

夜のストリートでやるJAMと比べますと、初めましての空気感や進行の難しさに直面し、大会を開催されている方々の苦労が身に染みた思いです。行き当たりばったりとはいいつつ、割と臨機応変にテキトウには進行できたかと我ながら、この9年の経験が活きたのではと密かに喜んでおります。

参加してくれた皆の笑顔を見れたのが何よりも嬉しい限りで、楽しませていただいたのは僕の方かもしれないです。

今回フォトグラファー&ジャッジとして入ってもらいました、Naoki さんから頂いた写真で当日のことを振り返っていましたが、危うく頬を濡らすところでしたので、挨拶もこの辺にして早々にイベント報告といきましょう。

まずはここ、会場のNiXストリートスポーツパーク。
富山県富山市にある、国内でも指折りのサイズを誇るパーク。

広大なフラットエリアから初級者向けのストリートコース、中級&上級者向けストリートコースにボウルまで。
BMXの練習は全てここで完結!ここで育った子は上手になる!そんな思いから生まれた本大会の裏目標である、富山でBMX修行!の為の移住者の発生。(いつか本当に現れるといいな)

僕にしては早い、早すぎる、朝のエントリー開始。
隠居JAM第一回のお台場以来かな、初の昼間開催。

子供から大人まで、エントリーの年齢幅はかなり広いものでした。
ロー、ハイ、そしてプロまで、熱くてゆるいセッションが見られました。

ハイクラス、「高梨キヨタカ、ライディングスタートー!」で赤ふんどしで漕ぎ出したキヨさん。
その気合いにはチェーンも耐えられず。

即チェーンを直して第2グループから復帰した彼。
勢いあるオールドスクールなライディングで古株の意地をキッズ達に見せつけてくれました。

そして隠居恒例の、裏で小銭ばら撒いてる花咲爺さんみたいな坂井オジキ。


フラットエリアの方では、フード提供をしてくれていた「サントス」「Skid」「good time tacos」の皆さん。
コンテンツの合間はライダーがひとしきりにフードを注文しに列をなしていました。

主に、キッズの成長はやっぱ侮れないなという、スキルフルで勢いのあるライディングが数多く見れました。全てお見せしたい所ですが、ここからは表彰といきます。

まずはLowクラスから。

かいせい!
ガッツと勢いのあるライディングで果敢なトライを見せてくれた姿に審査員達も心動くものがあったかと思います。

きゃなり!
おとなしいキャラでかあまりガツガツせずとも、全部流すには少し長いあのレールでの鋭いアイスピックはBEST TRICK必至だったかと。

続いて、Hiクラス。

横須賀ローカルの彼が見せた流れるようなスタイルに垣間見えた力強さ、そしてトリックひとつひとつのクォリティが優勝へと繋がったのではないでしょうか。

力強さ、といえばこの方も負けてません。
BEST TRICK、Yakkulこと板坂 匠さん。

NIX名物でもあるこのセクション、アール側から入る天端へのクランクアームグラインドはストリートライディング美的にも満足度100%。
ストリートライダーに必須の感覚である、構造物とそれら周りの環境を捉えた上での至上の一撃でした。

そして本大会最高クラスのプロクラスは!

隠居JAMに何度も遊びにきてくれてて、毎回みんなの想像を越えるユニークなトリックとそのアグレッシブな動きで場を盛り上げてくれるナベちゃん。
今までに見てきた彼のユニークなトリック達の中でも精鋭と思われるようなもの達がさらに磨き上げられてきたな、と感じました。

日々の練習と心身の成長が感じられ、今回優勝してくれてこちらまで嬉しくなりました。

僕は今回の審査に深く関わっていなかったからこそ、表彰するのがナベちゃんで良かったなぁと個人的に思いました。

富山代表キッズの吉田ゆう。

動物的な運動感覚とDARUMA STREET仕込みのセンス、そして弛まぬ努力が実を結んだ、マニュアルで繋ぐロングライン。

NIXを隅々まで知り尽くした彼の、常人では気が遠くなるような難易度のラインを制限時間内に決めてきた彼に満場一致のBEST TRICK。

そしてここからはサイドコンテンツ。

まずはBattle of Nix Bowl。

国内の公式戦などでもその名を轟かすキッズのYuto Ogoke。
10歳とは思えないほどキレのある動きとトリックひとつひとつのスタイリッシュさ。

今回、遠いところ足を運んで来てくれると聞いて、本戦のプロクラスでは少しYutoに厳しいコースかなっと思いましたが、そこでも決勝まで上がってくれて安心。

逆に、Yutoのようなライダーにはこっちで魅せてほしいなと思って用意させてもらったBattle of Nix Bowl。
それでも強者揃いだったボウルでかなり審査員を悩ませましたが、実力と気合いがぶつかり合う良い試合が見れて、あの瞬間の僕の気持ちは「これが見たかった」の一塗りでした。

パークライディングではキッズが一番熱い!とまで謳われるいま、Yutoみたいなライダーに優勝してほしいなと密かに思ってるのに、さすがに黙っちゃ見とれませんよと言わんばかりの熱を感じ、審査員を悩ませた原因のナベちゃん。

比較的にパークライディングでは見せ場が少ない乗り方である彼の、ストリートライダーとしての意地というストリートライディングの真骨頂が見れた気がしました。

アール面頂点でのコンクリートを踏み抜くような勢いのFast Plant 360 to Fakieは仮にBEST TRICK賞がなくても急遽作っていたかと思います。


そして今回一番熱い盛り上がりを見せたパン食い競争。

こちらはチュロス40本で4人ずつ、1位がSKIDさんのドーナッツをゲットできます!って感じでしたので、勝者はたくさんいます。

しかし、一人だけフルフェイスでエントリーしてくれたゆいかちゃんはフルフェイスのアゴ部分がチュロスへの道のりを通せんぼする中、必死にチュロスを捕まえようとしてて、その姿に感動しましたので表彰させていただきました。

このシーンが大会中で一番笑ったんじゃないかな笑

ちなみに今回渡した色紙全て、前夜にベロベロでフラつく中準備したものなんですが、大会当日に「パン食い競争の頑張ったで賞」を見たときは何のこっちゃと思いましたが、納得の1枚でした。

前夜の自分の想像力に感服、ありがとう。

そして今回、大会の実現に至って主催の僕より尽力してくれ、隅々まで手配してくれたNa2(なーつー)ことタニにも150S-TOWNから表彰させていただきました。

彼の力なしでは実現し得ませんでした。

ありがとう!

表彰させていただいた方々は以上となりますが他にも、会場を沸かせてくれたトリックや、笑わせてくれるライディングもたくさん見られて本当に楽しかったです。

隠居CUPに来てくださった皆さん、協賛品をいただきました各社様、会場の準備や当日手伝ってくださった富山の皆さんと友達各位へ。

本当にありがとうございました。

毎年1回は必ず富山で開催する予定でして、結構本気で、富山でBMX修行!の為の移住者の発生を望んでいますので、是非興味のある方は移住のご検討お願いします。

相談、提案など出来る限りのサポートいたします!笑

富山だけに限らず他の地域でも開催したいと考えていますので、是非ここで!という方は IG : @150stown までご連絡頂けましたらありがたいです。

それではこの辺で!

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おまけ

ナイスメイクやナイストライを見せてたライダーに、裏で非公式に、小銭をばらまき練り歩いてた御隠居。

お次は隠居恒例行事である「かけっこ」の賞金の為、投げ銭方式で大人から金を巻き上げる銭ベクトル変換器の坂井オジキであった。