中村輪夢のクリエイティビティ炸裂!2位獲得で今シーズン初の世界大会表彰台 | URBAN SESSION BRUSSELS | WORLD CUP 2023 第3戦

ベルギー・ブリュッセルで開催されたBMXフリースタイルのワールドカップ。7月9日に男女ファイナルが行われ、日本人ライダーは中村輪夢が準優勝、内藤寧々が11位でフィニッシュとなりました。
なお、今回参加した日本人ライダーは全員翌週にフィリピンで行われるアジア選手権にも参加します。

小澤楓、溝垣丈司、内藤寧々、中村輪夢 Photo:© JCF

中国女子の台頭にハンナ・ロバーツが意地を見せた女子決勝

8日に予定されていたセミファイナルが悪天候でキャンセルとなり、予選通過イコールファイナル進出ということでそのまま24人で行われた今回の女子ファイナル。

予選10位通過の内藤寧々は1本目、ビッグな飛び切り360からスタートし、エアターンテールウィップを含め全てのトリックをしっかり決めて79.40ポイントを獲得。2本目では更なるポイントアップのために540が出るのか…!?とハラハラしながら見守っていましたが、ターンウィップで転倒。すぐに立ち上がりましたがかなり痛そうで、そのままフィニッシュ。最終順位は11位となりました。
悔しいですが、大きな怪我にならずに良かったです。解説でも何度も言われていましたがまだ17歳のヤングガン。これからの活躍に期待です。

内藤寧々 Photo:©UCI

昨年末から大活躍の中国女子は前大会の4名から5名に増え、全員が予選通過。昨年末にオーストラリアで優勝したSUN Jiaqi はエントリーリストには名前があったものの出場していなかったので6人、もしかしたらそれ以上のライダーがいるということですね。テールウィップといえばSUN Jiaqiのイメージでしたが今回はFAN Zihuiも360テールウィップをしていました。
ファイナルでもみんな高難易度トリックを連発し、最終ヒート、全てのライダーが1本目を終えた時点でTOP3を中国ライダーが独占するという状況に。凄すぎる…。

しかしそこで意地を見せたのがアメリカのHanna。まだ21歳ではありますが、10代の頃から何度も表彰台の真ん中に立ち続け、女子のBMXシーンを引っ張ってきてくれた若きベテランが最高のパフォーマンスを見せてくれました。走り終えてからのガッツポーズと嬉しそうな表情は、見ているこちらも嬉しくなってしまうほどでした。

Hannah ROBERTS © Hurricane – FISE

結果、ハンナが2位に食い込み、TOP3は前回のモンペリエから2連覇となるZHOU Huimin、Hannah ROBERTS、XIA Honglin となりました。最後に走った予選1位通過のNikitaも素晴らしいライディングで3位との差はわずか0.03ポイント。その他のライダーも着実に進化しており、まだまだ順位が入れ替わって行くに違いないパーク女子にこれからも注目です。

優勝したZHOU Huimin Photo: © Hurricane – FISE
女子決勝表彰台 Photo: © Hurricane – FISE

見逃した方はこちらでアーカイブをチェックできます。

男子決勝では中村輪夢のクリエイティビティが炸裂

先日突然の事故で他界してしまったPatの追悼ビデオからスタートした男子決勝。

Kevin Peraza ©Hurricane – FISE

もう既に人類の限界に達しているのではないかと毎回思ってしまう男子のライディングですが、どんどん進化していくライダー達には本当にリスペクトです。
そんなハイレベルライダーがひしめく中、セミファイナル6位通過のAnthony JEANJEANが1本目でいきなりハードトリック満載のパーフェクトラン。迫力満点のトランスファーのダブルテールウィップや、綺麗に着地したダブルバックフリップなど、”わかりやすくすごい”とも言える、誰が見ても高難易度だとわかるようなライディングで今大会初の90点超え、92.56ポイントで暫定1位へ。

観客も大盛り上がり © Hurricane – FISE

セミファイナル5位の中村輪夢の1本目は最初から最後まで息つく間もなくトリックのオンパレード。オリジナリティあふれるランの中でも720キャンキャンタイヤグラブにハートを射抜かれた方も多いのではないでしょうか。LIVEの解説でもクリエイティビティを賞賛されていました。
予選の順位がびっくりするくらい低かったリム。セミファイナルでも画面に映し出されるのはどこか固い表情ばかりだったように感じましたが、この1本目のランの後でようやく笑顔を見ることができました。得点もしっかりついてきて、91.56ポイントで暫定2位となります。

残る4名も負けじと攻め、次のKieran REILLY が3位につけますが、その後Logan MARTIN が貫禄のパーフェクトランで3位に浮上。昨年はベストトリックで出していたような逆回し系の高回転トリックも難なく次々と決めていき、更なる進化を感じさせられます。一体どこまでのびしろがあるのでしょうか。

男子決勝表彰台 © Hurricane – FISE

そんな男子決勝は、最終的に1位がAnthony JEANJEAN、2位 中村輪夢、3位 Logan MARTINでフィニッシュとなりました。

見逃した方はこちらでアーカイブをチェックできます。ハードトリックが次々に出てくる男子パークですが、BMXのクラシックなかっこよさが際立つトリックも随所に見られ、とても見応えのある一戦でした。特に、リムの 720キャンキャンタイヤグラブ、ケビンがランの途中に入れてきたバニーホップで高いところに乗ってからのテールウィップドロップイン、ローガンの360テーブルトップはぜひ見ていただきたいかっこよさです。

https://www.youtube.com/live/CMSWqg25uSc?feature=share 

Womens FINAL Result

  1. ZHOU Huimin CHN 91,40
  2. ROBERTS Hannah USA 89,10
  3. XIA Honglin CHN 87,90
  4. DUCARROZ Nikita SUI 87,87
  5. SUN Sibei CHN 87,85
  6. FAN Zihui CHN 86,26
  7. DIEHM Natalya AUS 85,20
  8. ZHENG Qian CHN 85,13
  9. WOLFE Chelsea USA 83,95
  10. VILLEGAS SERNA Queen COL 81,60
  11. NAITO Nene JPN 79,40
  12. PEREZ Laury FRA 78,24
  13. MICULYČOVÁ Iveta CZE 73,30
  14. PEREZ GRASSET Macarena CHI 72,84
  15. FERNANDEZ-MIRANDA AZCOAGA Teresa ESP 71,90
  16. LIUBIMOVA Valeriia *** 66,00
  17. DIAZ DARMASE Katherine Seiran VEN 64,20
  18. ZACARIAS Analia Gabriela ARG 60,32
  19. HEDRICK Bethany USA 59,50
  20. PIPE Holly GBR 57,00
  21. CHAAL Kenza FRA 54,80
  22. BORDIGNON Eduarda BRA 53,20
  23. VOJTECHOVSKÁ Naomi SVK 52,30
  24. WARD Valeria GER 43,00

Men FINAL Result

  1. JEANJEAN Anthony FRA 92,56
  2. NAKAMURA Rimu JPN 91,56
  3. MARTIN Logan AUS 89,41
  4. REILLY Kieran GBR 89,10
  5. DOWELL Justin USA 89,03
  6. TORRES GIL Jose ARG 87,18
  7. BROOKS Declan GBR 86,9
  8. GORNALL Shaun GBR 85
  9. BATISTA DE OLIVEIRA Gustavo BRA 83,5
  10. PERAZA GARCIA Kevin MEX 83
  11. VAN DEN BOGAARD Tom NED 82,54
  12. CHRISTOPHER Marcus USA 65,20

JCF提供 中村輪夢コメント

やりたかった新技をしっかり決めて勝てた。予選では納得した走りだったが21 位という評価で、難しい大会だったが、それも含めて次に繋がる大会になった。来月の世界選手権でもやりたい技を準備している。しっかり決めて、前人未到の2 連覇を果たしたい。

大会概要

会名称:UCI BMX FREESTYLE WORLD CUP Round 3 
大会期間:2023 年7月6日(木)~7月9日(日)
開催場所:ベルギー・ブリュッセル
公式サイト:https://www.fise.fr/en/powered-fise-2023/uci-bmx-freestyle-world-cup-brussels-2023