BMX FLATLAND MEN 佐々木元 初優勝!! 2位伊藤真人・3位早川起生と日本人ライダー表彰台独占|アブダビ世界選手権

TOP Photo : Hervé Laville

アラブ首長国連邦アブダビにて開催されている「UCI URBAN CYCLING WORLD CHAMPIONSHIPS(世界選手権)」。
2022年11月11日にBMX FLATLAND MEN決勝が行われ、佐々木元が優勝、伊藤真人が準優勝、そして3位に早川起生と、日本人ライダーが表彰台を独占するという5月のFISE Montpellier(ワールドカップ)以来の大活躍となりました。

Moto Sasaki Photo : Hervé Laville

BMX FLATLANDが世界選手権に採用されたのは2019年11月の中国・成都大会から。新型コロナウィルスにより全ての大会が中止となった2020年を経て、2021年6月に無観客で開催されたフランス・モンペリエ大会、そして今回のアブダビと、3回目の開催となりました。
2019年から参加し続けている佐々木元は、2019年3位、2021年準優勝、そして今回ついに、悲願の初優勝。これにはLIVEで見ていた日本のライダー、関係者、全員が大喜びだったのではないでしょうか。

2019 UCI URBAN CYCLING WORLD CHAMPIONSHIPS Photo : Naoki Gaman
2021 UCI URBAN CYCLING WORLD CHAMPIONSHIPS Photo : UCI-FISE WORLD-THE AGENCY / JCF
2022 UCI URBAN CYCLING WORLD CHAMPIONSHIPS Photo : Hervé Laville

中央に立つ佐々木元が着用しているのは、UCI世界選手権の優勝者のみが手にすることができるレインボージャージ(マイヨ・アルカンシェル)。
BMXレーシングや他の自転車競技に詳しい方以外にはあまり馴染みのない言葉かと思いますが、このジャージは翌年の世界選手権開催前日まで様々な大会で着用することができるチャンピオンの証。
さらに、いつか誰かにチャンピオンの座を明け渡すことになってしまっても、袖と襟にレインボーをあしらったジャージの着用が一生涯許されるという、自転車競技者みんなが夢見るすごいものなんだそうです。
そんなレインボージャージを初めて手にした日本人BMXライダーは、佐々木元になりました。モトくん本当におめでとう!!

Moto Sasaki Photo : Hervé Laville


さらに今回は準優勝も3位も日本人という大快挙。
2位の伊藤真人は疾走感のあるスムースなライディングで、お得意の「色んな形のディケード」を次々とメイク。彼はディケードを何種類持っているのか今度調査しなければなりません。
会場からも叫び声が聞こえてくるくらいのパーフェクトなライディングで、フルメイクで3分間を終えました。
LIVE配信の実況・解説ではアメージング!彼はマシーンだと大絶賛。かなりのインパクトを世界に与え、注目度も急上昇となったでしょう。
なんと彼は以前アブダビでBMXの仕事をしていたこともあるそうで、その辺りの話も今度ゆっくり聞いてみたいです。

Masato Ito Photo : Hervé Laville

3位となった早川起生は、セミファイナルでは7位と少し調子を落としてしまっていたようですが、決勝ではさすがの集中力で巻き返し、若干のミスはあったものの笑顔でフィニッシュ。LIVEの実況・解説もオリジナリティと難易度を高く評価していました。
悔しそうな表情も見せていましたが、2002年生まれの彼は全エントリーライダー21人の中で最年少。これからのライダー人生ですごい歴史を作ってくれそうで楽しみです。

Kio Hayakawa Photo : Hervé Laville

LIVE配信アーカイブ

LIVE配信されていた映像がそのままUCIのYoutubeで公開されています。見逃した方はぜひ。見ていた方も、あの感動をもう一度…!
サッカー日本代表のジャージを着て応援に来てくれていた方もいました!

フラットランド男子決勝リザルト