おめでとう佐々木元!世界選手権準優勝!!

フランス・モンペリエで行われた2021 UCI URBAN CYCLING WORLD CHAMPIONSHIPS(2021 UCIアーバンサイクリング世界選⼿権)、最終日の昨日はBMX フリースタイル・フラットランドの決勝が行われ、佐々木元くんが準優勝しました。

Photo:UCI – FISE WORLD – The Agency(JCF提供)

フラットランドの世界選手権は中国・成都で行われた2019年大会から始まり、今回で2回目。前回大会は多くの日本人ライダーが参加しましたが、今回はコロナ禍の影響で容易に海外に行ける状況ではないのもあり、日本からは佐々木元くんと漢那史哉くんの2名の参加となりました。

Photo:UCI – FISE WORLD – The Agency(JCF提供)

佐々木元くんは予選、準決勝と着実に勝ち上がり、お馴染みのスマイルで決勝に登場。カメラを向けられるとLIVE配信を見ている日本のみんなに向けて日本語でのメッセージをくれるなど、緊張の大舞台でも見ている人を笑顔で巻き込むさすがの立居振る舞い。

本番では高難易度のトリックを次々繰り出し92.00の高得点をマークし、他国のライダーや関係者も両手を上げて大盛り上がり。画面の向こうの日本も大いに楽しませながら、2大会連続のメダルを手にしました。

Photo:UCI – FISE WORLD – The Agency(JCF提供)

続くフランスのマティアス・ダンドワが高難度ルーティーンをフルメイクし93.83で優勝、佐々木元くんは2位となりましたが、その差は僅か。
公式コメントでは、「コロナ禍で大会のなかった期間に、ライダー人生で一番と言えるほどやりがいのある新技を思い付いた。今は早く練習したい。」という気になる発言も…。これからも目が離せませんね!

Photo:UCI – FISE WORLD – The Agency(JCF提供)
Photo:UCI – FISE WORLD – The Agency(JCF提供)

以下、JCFオフィシャルリリースです。公式コメントも公開されているのでぜひご確認ください。

JCFオフィシャルリリース

1. 大会名2021 UCI URBAN CYCLING WORLD CHAMPIONSHIPSpresented by FISE(2021 UCIアーバンサイクリング世界選手権)
2. 大会日程2021年6月4日〜6月8日※フラットランド男子決勝は6/8日本時間22:20から
3. 大会会場フランス・モンペリエSud de France Arena(モンペリエ・アリーナ)
4. 開催種目BMXフリースタイル・パーク/BMXフラットランド

<大会レポート>
BMXフラットランドは、2019年11月のUCIアーバンサイクリング世界選手権より種目追加され、コロナ禍を経て今回が2回目の世界選手権。佐々木は前回3位で表彰台に上がっており、今回が2度目の出場。佐々木は予選5位、セミファイナル3位で手堅くファイナル進出を決めた。

ファイナルでは高難度トリックを複数メイクし92ポイントをマーク。後に2人のライダーを残しながら、2位と大きく差をつけトップに立ち表彰台を確実にした。その後、前回大会で準優勝したフランス代表のマティアス・ダンドワ(32)が高難度なルーティンを決め、93.83ポイントで優勝。佐々木は2位でファイナルを終えた。

<佐々木元コメント>
18年のライダー人生で、こんなに国際大会がなかったのは初めて。この大会の開催が決まってから約1ヶ月間、毎日大会に向けて練習した。できれば優勝したかったが前回成績からステップアップできたことは嬉しい。応援してくれる人たちに、ライブ配信で見応えのあるライディングを届けることも目標だった。自分を超えるライダーが出てきて日本を底上げできたら嬉しいし、それを見てまた自分も強くなれたら。次に向けては、コロナ禍で大会のなかった期間に、ライダー人生で一番と言えるほどやりがいのある新技を思い付いた。今は早く練習したい。

<大会リザルト>
https://www.uci.org/bmx-freestyle/results