[3月13日ドラフト] X GAMES LEAGUEとは?XC Tokyo GM 鈴木はるみさんに仕組みや魅力をインタビュー

多くのライダーの憧れ、そして楽しみでもある「 X GAMES 」が今年2026年よりリーグ化されることになりました。
リーグ化に伴い4つのチーム「X GAMES CLUB」が誕生。クラブに所属するアスリートを決めるドラフトが、アメリカ・ロサンゼルスにて明日13日(日本時間)に行われます。
ドラフトの様子はX GAMESのYoutubeで配信されるとのこと。13日の11時30分からなので、お昼休みにみんなで見守りましょう!日本人BMXライダーの小澤美晴がドラフト会場に出席予定です。

X GAMES CLUB サマーシーズン4クラブのグラフィックとゼネラルマネージャー

X GAMES LEAGUE 概要

2026年からスタートするクラブ制リーグ。夏と冬の2シーズン制で、夏はスケートとBMX、冬はスノーボードとスキーの混合チームとなります。各チームは「X GAMES CLUB」と呼ばれ、現在4つのサマークラブ(XCロサンゼルス、XCニューヨーク、XCサンパウロ、XC東京)が発表されています。
各クラブに所属するアスリートは国籍を問わない男女各5名ずつの10名。4クラブ合計で40名が所属できることになります。従来通り個人で競うということに変わりはありませんが、順位に応じたポイントがクラブに加算され、年間を通して個人とクラブで総合優勝を目指します。
各大会は従来通り3日間のX GAMESイベントとして開催され、第1戦は6月26-28日アメリカ・カリフォルニア サクラメント、第2戦は7月4-5日に日本、第3戦は7月24-26日にアメリカ・ルイジアナ ニューオーリンズでの開催が決定しています。
現時点で公開されている競技は、スケートボード パーク男女・ストリート男女・バート男女・BMX パーク男女・ストリート男子・ダート男子の10種目です。各競技は8名から12名で競う形式で、クラブ所属アスリートで不足が出た場合はリーグが選んだフリーエージェントのアスリートが投入されます。

詳細はX GAMES LEAGUEのWebサイトで確認できます。 https://www.xgames.com/xgl/
また、公式の説明ムービーには日本語バージョンがあります。

X GAMES LEAGUE の仕組みや魅力をXC TOKYO GMにインタビュー

ドラフトが始まる前に「X GAMES LEAGUE」についてさらに理解を深めたく、XC TOKYO ゼネラルマネージャーの鈴木はるみさんに話を聞かせていただきました。

X ゲームズクラブ 東京 (XC 東京) ゼネラルマネージャー:鈴木はるみ (Harumi Suzuki)
鈴木はるみは、アクションスポーツ文化に深く根ざした、世界的スポーツメディア、コミュニケーション、イベント運営の分野で活躍するリーダーの一人です。そのキャリアは、国際的なアクションスポーツから世界最大級のスポーツイベントにまで及び、X ゲームズジャパンの PR 責任者、東京 2020 およびパリ 2024 オリンピックのメインプレスセンター運営責任者等を歴任。また、Red Bull や PUMA でマーケティングおよび広報活動にも従事してきました。現在は日本を拠点に、アスリートの声を広げ、スポーツと世界中のファンをつなげるメディア戦略の構築に尽力しています。XC 東京の GM として、鈴木は戦略的ビジョン、文化的洞察力、現場での実行力を駆使し、チームを次世代の競技の舞台へと導いていきます。

X GAMES LEAGUE プレスリリースより

81BMX:はるみさんこんにちは!改めまして、日本のBMXライダー・関係者のみなさんに簡単に自己紹介をお願いします!

こんにちは。X Games Club 東京のゼネラルマネージャーの鈴木はるみです。BMXは長らく応援してきた競技の一つです。どうぞよろしくお願いします!

81BMX:X GAMES LEAGUEのチーム=「X GAMES CLUB」は、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンパウロ、東京の4クラブの発足が発表されましたが、なぜこの4都市になったのですか?

アクションスポーツの盛んな都市でクラブを中心としたファンベースを作っていきたいというのが背景だと聞いています。

81BMX:クラブ名が都市名になっていますが所属するアスリートの国籍は様々、ということですよね?(XC TOKYO=日本人だけではない)
つまりNBAやメジャーリーグ、Jリーグみたいなイメージと考えて大丈夫ですか?

そうです。東京という名前が付くチームなので、日本を代表するようなアスリートにはもちろん入ってもらいたいと思っていますが、多様性に溢れた様々なバックグランドのアスリートを集めたいと思っています。

81BMX:X GAMES CLUBにはそれぞれ10人のライダー(男女5名ずつ)が所属することになりますが、40名の枠に対し150名以上ものアスリートが参加表明をしているとのことですね!この参加表明はどのようにするものなのでしょうか?誰でもできるものではないだろうから、X GAMESの誰かが候補者を選出して参加希望を確認?もしそうであれば、その選考基準はどのようなものなのでしょうか?

基本的にはX Gamesからアスリートに声をかけています。選考基準は明らかになっていませんが、X Gamesの各競技のチームがその選考をしています。

81BMX:スケートボード、BMX合わせたチームになるわけですが、競技自体は男子の競技が6種目、女子の種目が4種目になりますよね。これを男女5名ずつ10名のチームで戦うということは人選が難しくなると思いますがどのように考えていますか?

非常に難しいです。さらにベストトリックも加わることになったので(BMXパーク、ダート)さらに複雑になりました。特にBMXに関しては、複数種目に出場可能な選手が注目を集めそうです。

81BMX:40名では10種目の競技をすることができないので、不足した枠にはリーグが選んだフリーエージェントのアスリートが参加するんですよね?そのフリーエージェントは、ドラフトで40名の枠に入ることができなかった参加表明アスリートから選出されるのでしょうか?

その通りです。参加表明しているアスリートから選出されます。

81BMX:XC所属のアスリートとフリーエージェントのアスリートが同じゲームに参加できることになりますが、XC所属である、なしでどのような違いがありますか?(サポート体制や報酬など?)

クラブに所属することで、契約期間の活動費やX Gamesに出場するための旅費が支給されます。未成年のアスリートの場合は、保護者1名分の旅費も支給されるなど、活動に対するサポートがあります。フリーエージェントのアスリート同様、順位に応じた賞金も支払われますし、さらにチャンピオンシップ(最終戦)のチーム成績によって、ボーナスも支給されます。

※編集注※ これまでX GAMESでは参加にかかる経費(渡航費・宿泊費など)は基本的にアスリート自身の負担となっていた。

81BMX:クラブ数が将来的にもっと多くなる可能性もありますか?

将来的には増やしていこうというのが基本的な構想です。そうすると、さらに多くのアスリートがその活動基盤を安定化していけることになります。

81BMX:XC TOKYOではどのようなアスリートを獲得したいですか?ドラフトを直前に控えた意気込みをぜひお聞かせください!

個人競技ではありますが、クラブメンバーとして共に戦っていく仲間になりますので、競技を超えて共に高め合っていけるようなメンバーを揃えていきたいです。

81BMX:X GAMES がリーグ化された背景にはどんな理由があるのでしょうか?Founder AthletesとしてNyjah Huston, Ryan Williams, Ryan Sheckler の名前が上がっていますが、彼らが草案を考えて実現した仕組み、つまりアスリート発信の新しい試みなのですか?

X GamesのCEO自体が元オリンピック代表のアスリートでもあり、彼自身の経験も含め、アスリートの環境を改善していくという考えがベースにあります。それは金銭的なものはもちろんですが、練習環境なども含まれます。X Gamesが立てた基本構想を具現化するにあたり、Founder Athletesたちの意見を取り入れています。

81BMX:X GAMES LEAGUEの誕生により、アスリートにとってどんなメリットがあると思いますか?

すでにご説明した金銭的なメリットはもちろんですが、クラブとしての活動を通してより多くの繋がりを持てたり、新たなスポンサー獲得のチャンスにもなるといいなと思っています。

81BMX:ファンに対してはどんな魅力を提供できると思いますか?

推しのアスリートだけでなく、クラブを応援するということでの観戦の楽しみが増えると思っています。クラブのユニフォームやグッズなどを持って観戦に行く、みんなで集まって配信を見るなど、チームスポーツの楽しみ方がプラスされます。

81BMX:最後に、81BMX を見てくれている日本人BMXライダー・関係者のみなさんへのメッセージをお願いします!

X GamesはBMXはもちろんスケートボードやMoto Xも楽しめる世界最高峰のアクションスポーツ競技大会です。今年も日本での開催が7月に予定されていますので、ぜひ足を運んであの迫力を体験してもらいたいです!それともっとたくさんの日本人BMXライダーにX Gamesに出場してもらいたいので、ぜひ頑張ってください。楽しみにしています!

以上、XC TOKYO ゼネラルマネージャーの鈴木はるみさんに色々と教えていただきました。このような試みによりライダーを取り巻く環境が改善されていくことは本当に素晴らしいですね!明日13日はいよいよドラフト。現地に行っている小澤美晴、そして昨年X GAMES OSAKAで悲願の金メダルを獲得した中村輪夢など、日本人ライダーの動向も気になるところです。できるだけ多くの日本人ライダーがクラブに所属できることを祈ります!

ドラフト開催概要

日時※日本時間:2026 年 3 月 13 日(金)
・レッドカーペット:9 時 45 分〜10 時 45 分
・ドラフト:11 時 30 分〜
会場: Cosm Los Angeles(ハリウッドパーク)
※ドラフトの様子はX GAMESのYoutubeで配信される予定です。
ドラフトの流れは以下のInstagramをチェック!

X ゲームズクラブ公式サイト & ソーシャルメディアアカウント一覧

ドラフト会場に出席を予定しているBMXライダー

● ケビン・ペラザ(メキシコ/アメリカ)

BMX 史上最も多才で実績のあるライダーの 1 人とされるケビン・ペラザは、これまでに X Games で 11 個のメダル(うち金メダル 7 個)を獲得しており、ダート、パーク、ストリートの 3 種目すべてで金メダルを獲得した唯一の選手。また、X Games California 2023 および X Games Ventura 2024 で、2 大会連続で 3 つのメダルを獲得した初の BMX ライダーでもある。

● ローガン・マーティン(オーストラリア)

ローガン・マーティンは、X Games 金メダル 6 個、通算 14 個のメダルを誇る、BMX 界屈指の実績を持つライダー。これまで 9 回出場した X Games パーク種目すべてで表彰台に立ち、そのうち 5 回は金メダルを獲得。2019 年には、同日にパークとダートの両種目で優勝。この偉業を達成したのは、彼を含めてわずか 3 人のみ。

● ライアン・ウィリアムズ(オーストラリア)

X Games 金メダル 11 個、通算 13 個のメダルを獲得。ダート、ダート・ベストトリック、メガパーク、ビッグエア、パーク・ベストトリックなど、多岐にわたる種目で活躍するライアンは、創造性と大胆さを兼ね備え、数多くの“世界初”トリックを成功させてきた、努力を惜しまない実力派ライダーとして知られる。

● ハンナ・ロバーツ(アメリカ)

フリースタイル BMX 世界選手権で 6 度の優勝を誇り、さらに 2020 年東京オリンピック銀メダリストでもあるハンナ・ロバーツは、X Games Ventura 2024および X Games Salt Lake City 2025 にて金メダルを獲得し、X Games BMX パークで 2 つの金メダルを獲得している。

● ペリス・ベネガス(アメリカ)

女子 BMX パークのパイオニアの一人。2020 年東京オリンピックでは惜しくも表彰台を逃し、4 位でフィニッシュするも、2024年パリオリンピックでは銀メダルを獲得。X Games BMX パークでも活躍を続け、X Games Ventura 2024 で銀メダル、X Games Salt Lake City 2025 で銅メダルを獲得している。

● シャーロット・ワージントン(イギリス)

2020 年東京オリンピックの BMX フリースタイル・パーク決勝で金メダルを獲得したシャーロット・ワージントンは、同大会で、女子史上初となる 360 度バックフリップを競技中に成功させ、歴史を塗り替えた。

● 小澤美晴(日本)

2025 年のワールドカップ初勝利を遂げ、年間総合ランキングも初の 1 位に輝くなど、成⻑著しい若手ライダーの筆頭。

公式アナウンス:X ゲームズリーグ(XGL)について

今年スタートする X ゲームズリーグ(XGL)は、アクションスポーツ界で初となる年間制、チーム制、男女混合の新リーグとして、象徴的な X ゲームズブランドに革新的なアップデートをもたらします。このリーグには、ウィンターとサマーそれぞれ 4 クラブずつ、計 8 つの X ゲームズクラブが参加。地理的アイデンティティと世界最高峰のアスリートたちが融合し、チーム同士が競い合います。クラブに所属するのは、アクションスポーツ界のトップアスリートたち。彼らはチームとして、この業界で最も権威あるトロフィーを目指して戦います。
X ゲームズの歴史の中で初めて、アスリートたちはシーズンを通してチームベースのフォーマットで競技に臨みます。これにより、シーズンを通じたストーリー展開が可能となり、テレビ放送、ストリーミング、ライブイベント、デジタルプラットフォームを通じて、より深くアスリートとファンがつながる体験が実現します。この新たなリーグモデルは、アクションスポーツ界における大きな転換点であり、アスリート、チーム、ファン、スポンサー間のグローバルな存在感と地域的な結びつきの強化を目指しています。また、XGL の誕生により、アスリートたちにとっては賞金だけに頼らない報酬が実現し、チームの一員としてさらなる収入のチャンスが広がります。