BMXレーシングの国内シリーズ戦「JBMXF 大東建託シリーズ」。2025年4月5、6日に開催された第1戦岡山会の様子を、JBMXFによるレポートでご紹介します。
TOP Photo:開幕戦チャンピオンシップ男子優勝の橋本颯馬(#203)
All Photos by JBMXF
2025JBMXF 大東建託シリーズが岡山県笠岡市のかさおか太陽の広場で開幕した。本シリーズは日本国内で唯一のBMX レーシングの全国シリーズであり、本年度は昨年の9戦を上回る過去最多の全10戦で争われる。開幕戦のトップカテゴリーは、昨年の最終戦でも優勝した橋本颯馬が制した。
チャンピオンシップ男子、ボーイズ15-16 統合レース
最高峰カテゴリーのチャンピオンシップ男子はエントリー数が2名となったため、ボーイズ15-16カテゴリーと統合され3レースの合計フォーマットでレースが行われた。晴天に恵まれたものの、強い風の吹くハードなコンディションでのレースを制したのは橋本颯馬で、昨年の最終戦からの2 連勝を果たした。1レース目は橋本が順当にトップを快走するものの、第2ストレートのジャンプで強風の影響によりコースアウト。優勝候補が最後尾でフィニッシュする波乱の展開となった。それでも橋本は2レース目と3レース目を安定した走りでトップフィニッシュ。カテゴリーごとの表彰規定により開幕戦のウイナーに輝いた。2位には梶野哲平が入った。
ボーイズ15-16の優勝争いは1レース目をトップでフィニッシュした坂本智那と2 レース目までを2位
でフィニッシュした横地泰河が同ポイントで並ぶ展開となった。3 レース目で橋本に続く2 位でフィニッシュした横地が優勝を果たした。2位に坂本、3位に岩岡幸輝が入った。


優勝 橋本颯馬(Redline Bicycles Japan/(株)イカイ/東京都BMX 協会)
2位 梶野哲平(中部BMX 協会)

優勝 横地泰河(中部BMX 協会)
2位 坂本智那(広島県BMX 協会)
3位 岩岡幸輝(広島県BMX 協会)
チャンピオンシップ男子優勝橋本颯馬のコメント
1 レース目は思った以上に風が強くてコースアウトしてしまったが、2 レース目と3 レース目をトップでフィニッシュしてチャンピオンシップの実力は見せられたと思う。今回15-16 との混走となったが彼らにとっても貴重な経験となったと思うし、これからの成長を期待している。
W1 ライダー2 名が優勝
本レースには昨年アメリカで行われたUCI BMX ワールドチャレンジ(年齢別世界大会)で優勝した高崎成琉(ボーイズ13-14)と小泉千紗(ガールズ11-12)が出場した。このワールドチャレンジの優勝者のみに使用が許されるのが頭にWを冠した1番ゼッケンであり、全世界の選手が目標としているものだ。高崎、小泉ともすべてのレースをトップでフィニッシュし、W1 ゼッケンホルダーの実力を発揮した。


最年少カテゴリーでも熱戦が展開された
5歳からレースに出場可能なBMX レーシング。本大会の最年少カテゴリーとなるのがボーイズ5-6で、3名の選手がエントリーした。自らの背丈以上のジャンプが連続するコースをフィニッシュまで走りきる姿は多くのギャラリーの声援を集めていた。

リザルト
開会式で笠岡市教育長が選手にエール
開会式には笠岡市教育委員会教育長の大重義法氏が登壇。全選手に健闘を願うメッセージが贈られた。

大東建託によるInstagram キャンペーンを全戦で実施
全日本BMX 連盟のオフィシャルパートナーである大東建託未来のアスリート支援プロジェクト。2019年からスタートしたJBMXF 大東建託シリーズは今年で7年目を迎える。事務局の加納氏より昨年好評だったInstagramのハッシュタグを付けた投稿者に抽選でプレゼンが当たるキャンペーンの実施が発表された。

大会概要
大会名:2025 JBMXF 大東建託シリーズ第1 戦 岡山大会
主催:一般社団法人 全日本BMX連盟
主管:岡山県BMX 協会
後援:笠岡市、笠岡市教育委員会、笠岡市スポーツ協会(順不同)
協賛:大東建託未来のアスリート支援プロジェクト
開催期日:2025 年4 月05 日(土)~4 月06 日(日)
開催場所:かさおか太陽の広場 BMX自転車競技場(岡山県笠岡市)
全日本BMX 連盟オフィシャルパートナー

大東建託未来のアスリート支援プロジェクト https://team-daito.com/