2023年最初の公式戦となる「マイナビJapan Cup 名古屋大会」。2023年4月28日〜30日に大盛り上がりで幕を閉じたパークに続き、翌週の5月6日〜7日にはフラットランドが開催されました。
もちろんこちらも名古屋のど真ん中「オアシス21」での開催。BMXフラットランドの伝説の大会「KOG(King Of Ground)」の舞台のひとつでもあった歴史の詰まった場所ということで、MCのおふたりも感慨深そうにしていました。
エリート男女共に10代の新チャンピオン誕生
そんな名古屋大会。エリート男子の決勝に進んだのは片桐悠、磯谷匠、伊藤真人、佐々木元、荘司ゆう、志賀勇也、漢那史哉、表原次元の8名。
お馴染みの面々に加え、今年からエリートに上がったライダーや、初めて公式戦に参加してくれたライダーも多く、予選からとても見応えのあるバトルが繰り広げられました。予選敗退してしまったライダーも少しのミスで惜しくも…というのが多かった印象で、日本BMXフラットランドの層の厚さを感じます。
そんな激戦を制したのは、JapanCup初出場の片桐悠(かたぎりゆう)。身体とBMXが完全に離れてしまうような高難度トリックを連発しつつも全ての動きががスムーズ。高級なめらかプリンのようなきめ細やかさを感じる圧巻のライディングは、ぜひ一度生で見ていただきたいです。
大会後の公式インタビューで、「今年はこの優勝をきっかけに1位を取り続けたい」と語った片桐悠。有言実行してしまいそうな勢いを感じつつも、周りにはすごいライダーがゴロゴロ…ということで、ますます面白くなってきたBMXフラットランド。目が離せません。
そして2位はもはや表彰台の常連となった荘司ゆう、3位は伊藤真人、佐々木元は僅差で惜しくも4位となりました。
そして、中川きらら、石﨑光紗季、宮嶋歩菜、川口朔来、伊藤聖真、鴨志田奈々明の6名がエントリーした女子エリートでも新チャンピオン登場。
若干14歳の宮嶋歩菜(みやしまあゆな)が今年からエリート初参戦、予選3位からの初優勝となりました。
秋田県大館市在住のあゆなちゃん。冬は雪が降り練習環境は決して良いとは言えない中、県内外のライダーのところに足繁く通うなど、できることを一生懸命頑張った結果の優勝。ここ数年はライダーがあまり多くない北東北の雪国ライダーに希望を与えてくれたのではないでしょうか。優勝できるとは思っていなかった、とのことですが、これからも楽しみですね!
2位は毎回進化を見せてくれる安定の中川きらら、3位は、お母さんになって帰ってきた(かっこいい!)ギャオスこと石﨑光紗季となりました。
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