BMX PARK WOMEN FINAL 大池水杜 会心のライディングで8位フィニッシュ|アブダビ世界選手権

TOP Photo : Minato Oike(本人提供)

アラブ首長国連邦アブダビにて開催された「UCI URBAN CYCLING WORLD CHAMPIONSHIPS(世界選手権)
最終日となった2022年11月13日にBMX PARK WOMEN決勝が行われ、大池水杜が予選9位通過で出場。LIVEで見ているだけでも「全てを出し切った!!」感が伝わる会心のライディングで、順位を一つあげて8位でフィニッシュしました。
最後の表情をみてこちらまで嬉しくなりました。みなとちゃん本当にお疲れさま!!

Minato Oike 決勝前日の公式練習より Photo : Hervé Laville

決勝日の朝、SNSにターンウィップ(エアターンテールウィップ)の映像が投稿されていたので、本番も出してきてくれるはず、と見守っていました。

決勝ラン1本目、360X-UPやバックフリップなど、9月の全日本選手権からワンランク難易度をあげてきたルーティーンで順調にライディングしていったものの、なんと残り3秒、このターンウィップをやりかけたところで失敗してしまい転倒。

HEAT1の6人全員のライディングが終わった時点で暫定6位と、厳しい状況に立たされてしまいました。

ファイナルは2本走って良かった方の得点が採用される「ベストラン方式」のレギュレーションのため、1本目を失敗してしまい追い詰められてしまったみなとちゃんを、ハラハラしながら見守った方も多いのではないでしょうか。

そんな状況での2ラン目。結果は冒頭でも触れたように、会心のライディング!
1本目よりもスムーズで技数も多く、最後のターンウィップもしっかりメイクして、ガッツポーズ&シャウトからの嬉し泣き&笑顔のフィニッシュ!75.40ポイントを獲得し、暫定2位まで順位をあげました。

12人全員が走り終わり、最終的に8位となりましたが、順位以上に価値のある大会だったことを、表情が物語ってくれました。
これからもぶっ飛んで、かっこいいライディングを見せてくれることを期待しています!

LIVE配信アーカイブ

LIVE配信されていた映像がそのままUCIのYoutubeで公開されています。見逃した方はぜひ!世界のBMX女子たちによる、本気のライディングは必見です。

サムネイルになっているのが、今回自分のライディングを出し切れず落ち込んでしまっていたドイツのLara Lessmann だというのがなんとも言えない感情にさせてくれます。

みんなかなり気持ちの入ったライディングで、ニュートリックを披露するライダーも多く、その分クラッシュも多く。ここに来るまでの努力が相当なものだったと思わせるような、素晴らしい決勝でした。

これまで縦回転トリックをしていなかったライダーも次々にバックフリップを習得してきており、さらには今回優勝のHannah Roberts によるバックフリップバースピンや、 TOKYO2020オリンピック金メダリストの Charlotte Worthington による720 まで出てしまいました。女子の進化は止まりません。
詳細はぜひ、映像をご覧ください!


パーク女子決勝リザルト

1ST ROBERTS Hannah United States
2ND DUCARROZ Nikita Switzerland
3RD MICULYCOVÁ Iveta Czech Republic

4TH MÜLLER Kim Lea Germany
5TH WORTHINGTON Charlotte United Kingdom
6TH VILLEGAS SERNA Queen Colombia
7TH BENEGAS Perris United States
8TH OIKE Minato Japan
9TH MARINO Angie United States
10TH ZACARIAS Analia Gabriela Argentina
11TH LESSMANN Lara Marie Germany
12TH PEREZ Laury France