現在フランスで行われている2021 UCI URBAN CYCLING WORLD CHAMPIONSHIPS(2021 UCIアーバンサイクリング世界選⼿権)、BMX フリースタイル・パークの決勝が昨日行われ、昨年秋の大怪我から復帰した中村輪夢くんが決勝に進出し、7位となりました。
今回81BMXは撮影に行けなかったのでLIVE配信でチェック。
コロナ禍前の最後の世界大会は2020年2月のSimpleSession、UCIの世界選手権は2019年11月だったことから、今回なんと約1年半ぶりの世界大会となったわけですが、その間にライダー達のレベルが男女ともに相当上がっている印象を強く受けました。
LIVE配信を見ていた方も多いと思いますが、東京五輪の最終予選ということもあり、白熱している様子が画面越しにもかなり伝わりましたよね。
終了後に画面に映った中村輪夢くんの悔しそうな顔を見たら、こちらも胸が締め付けられる思いでしたが、大怪我からの復帰後すぐにこのハイレベルなライダーの中で決勝に残り、7位で終えることができたのはさすがとしか言いようが無いでしょう。さらに凄いことになった輪夢くんを東京で見られることを楽しみにしています!
以下、JCFオフィシャルリリースです。輪夢くんと監督出口さんのコメントも公開されているのでぜひご確認ください。
JCFオフィシャルリリース
1. ⼤会名 2021 UCI URBAN CYCLING WORLD CHAMPIONSHIPS(2021 UCIアーバンサイクリング世界選⼿権)
2. ⼤会⽇程 2021年6⽉4⽇〜6⽉8⽇
3. ⼤会会場 フランス・モンペリエ Sud de France Arena(モンペリエ・アリーナ)
4. 開催種⽬ BMXフリースタイル・パーク/BMXフラットランド
<⼤会レポート>
2019 年11 ⽉以来の世界選⼿権であり、コロナ禍を経て最初で最後の東京五輪予選となった今⼤会は、現在ナショナルランキングで同率1位のアメリカとオーストラリアの戦いでもあった。東京五輪まで50⽇を切って迎えた決勝は、いつも以上にハイレベルな戦いとなった。
中村輪夢は、2020年9⽉に追った怪我で⻑期離脱を余儀なくされていた。今年から徐々にライディングを再開し5 ⽉の国内⼤会で復帰したばかりだったにも関わらず、予選を7 位、セミファイナルを5 位でそれぞれ通過し、⼿堅くファイナル進出を決める。セミファイナル上位12 ⼈で⾏われたファイナルは、⽩熱のあまりクラッシュするライダーが続出する中、中村も1ラン⽬は中盤でスリップダウンし38ポイントと⼒を出しきれず。迎えた2 ラン⽬では「720 ノーハンド」や「バックフリップバースピンto テールウィップ」など、持ち味の⾼さを活かした⾼難度の技を決め85.08ポイントをマークした。
東京五輪を直近に控え想像以上の熾烈な戦いの中で、怪我から復帰して僅か半年弱の中村は7 位で国際⼤会の復帰戦を終えた。
<中村輪夢コメント>
結果を出したかったが、⾃分が怪我をしている間に、みんなすごく上⼿くなっていた。
順位より、思うように攻めきれなかったことが悔しい。でも、もっともっと練習して思い通りに攻められたら勝てるという⼿応えも感じた。いい刺激になったので、練習するしかない。今回負けた悔しさをバネに、また頑張ります。
<代表監督(出⼝智嗣)コメント>
難しいパークレイアウトだったが、東京五輪最終予選ということもあり男⼥共に気迫がすごく、過去最⾼にハイレベルな⼤会だった。命をかけて戦っていると感じた。リムは良いルーティンを組んでいたし、このハイレベルな⼤会で復帰戦7位は素晴らしい結果。100%の⼒を出すには強靭なメンタルも必要。悔しい気持ちも含め、リムが次への刺激と課題を得られたのは良かった。